国産ハンドメイドレザーバッグ |大関鞄工房 レザーバッグブランド大関鞄工房では「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。

職人の仕事は、見えないところにある

職人の仕事は、見えないところにある

お店に並んでいるバッグを見て、「おしゃれだな」と思う瞬間はあると思います。でも、そのバッグがどんなふうに作られているかを、想像してみたことはありますか?私たち職人の仕事は、多くの人にとって見えにくいものです。完成したバッグだけが目の前にあって、その裏側でどんな工程があったのかは、なかなか伝わりません。たとえば、バッグ...

安いから買う、高いから迷う。その前に考えたいこと

安いから買う、高いから迷う。その前に考えたいこと

「これ、安いじゃん」「こっちは高いなあ」ネットショッピングでも、リアルな店舗でも、価格はいつも判断の材料になります。「ちょっと高いな…」と感じて、買うのをためらったこと。たぶん誰にでもあると思います。でも、そんなとき、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてほしいことがあります。「この値段の裏に、何があるんだろう?」という...

「貨幣価値に変えがたいもの」― 手間と想いが宿る価値について ―

「貨幣価値に変えがたいもの」― 手間と想いが宿る価値について ―

現代社会では、ほとんどのものに値札がついています。バッグも、食事も、サービスも、すべてが「いくらか?」で語られることが当たり前になっています。しかし、職人の世界に身を置いていると、「これはお金に換えられるようなものじゃない」と感じる瞬間があります。たとえば、あるお客様のためだけに作った特注バッグ。そこには、色選び、サ...

休暇ブログ5 『いつか誰かの人生を運ぶ、ひとつの鞄』

休暇ブログ5 『いつか誰かの人生を運ぶ、ひとつの鞄』

ゴールデンウィーク明けの午後、注文の仕上がりを待つ革が数枚、工房のテーブルに並んでいた。その中に、一枚だけ不思議な存在感を放つ革があった。淡いグレージュの牛革。すっと手を滑らせると、なめらかで、少しひんやりしていて、品のある柔らかさがあった。この革で作る予定のバッグは、還暦を迎える女性への贈り物。「派手じゃないけれど...

休暇ブログ4 『連休明けのはじまりは、革の香りから』

休暇ブログ4 『連休明けのはじまりは、革の香りから』

ゴールデンウィークが明けた朝、久しぶりに開けた工房の扉から、ふわりと懐かしい香りが流れ出した。革の匂いだ。ほんの少し甘くて、わずかに土のような渋みもある。これを嗅ぐと「ああ、帰ってきたな」と思う。足を踏み入れると、静まり返った空間に、革の存在だけがしっかりと残っているのを感じる。作業台の上には、少し乾いた手触りのタン...

伝え続ける覚悟 ― 技術と心を次代へ

伝え続ける覚悟 ― 技術と心を次代へ

私は33年以上、鞄づくりに向き合ってきました。手を動かし、革に触れ、仕上がりを見届ける日々。そのなかで、いくつもの技術と、多くの先人の思いに触れてきました。時代が変わり、流行が変わっても、「良いものをつくる」ための本質は揺らぎません。けれど、黙っていれば、いつかこの技術も、心も、消えていってしまうかもしれない。だから...

休暇ブログ3 『みにちゃんと歩いた道と、ひとつの持ち手』

休暇ブログ3 『みにちゃんと歩いた道と、ひとつの持ち手』

ゴールデンウィーク3日目の午後。静まり返った工房を後にして、愛犬「みにちゃん」と一緒にすみだ川沿いをゆっくりと歩く。みにちゃんは9歳。ちょっとおてんばだけど、しっかり者の我が家の看板娘だ。川沿いの道は、連休の穏やかな空気に包まれていて、子どもたちの笑い声がところどころから聞こえてくる。リードを引きながら、ふと前を見る...

休暇ブログ2 『道具たちの休息』

休暇ブログ2 『道具たちの休息』

ゴールデンウィーク2日目。人気のない工房に足を踏み入れると、革とオイルの香りが、いつもより深く胸にしみる。音のない工房は、まるで一冊の写真集のようだ。手を休めた道具たちが、まるで静止画の中に並んでいる。ふと、奥の作業台に目をやると、そこに重厚な存在感を放つ「箔押し機」が鎮座している。大関鞄工房がOEMを中心にやってい...

休暇ブログ1 『止まった針の音、動き出す記憶』

休暇ブログ1 『止まった針の音、動き出す記憶』

ゴールデンウィーク初日。工房に差し込む朝の光が、止まったミシンの金属面を鈍く照らしている。いつもなら耳に残る針の上下する音、道具の触れ合うリズムが消えた空間に、ただ、しんとした時間だけが流れていた。そんな静けさに背中を押されて、奥の棚から古い箱を取り出した。中には、かつて自分で初めて作った革の手帳が入っている。薄い焦...

革と雨、どう付き合う?

革と雨、どう付き合う?

こんにちは、大関鞄工房の大関敏幸です。 雨の日が続くと、革製品の扱いに悩む方も多いのではないでしょうか? 革は水に弱い素材ですが、適切なケアをすれば長く愛用できます。今日は「雨の日の革製品との付き合い方」についてお話しします。   1. 雨の日に持ち歩くなら? 完全防水のバッグがあれば便利で...

バッグの選び方 第5回

バッグの選び方 第5回

「色とデザインで、気分が変わる?」 バッグは実用品ですが、気持ちを上げる“相棒”でもあります。今回は、「どんな色を選ぶか?」「デザインの個性はどう活かすか?」について、ヒントをお届けします。   【1】定番色:やっぱり“黒・茶・ネイビー”は強い 服に合わせやすく、季節を問わない定番カラー。通勤やフォーマルなど、TP...

バッグの選び方 第4回

バッグの選び方 第4回

「“作りの良さ”ってどこでわかる?」 見た目が素敵でも、すぐに壊れてしまっては意味がありません。バッグを長く使うには、「つくりの良さ」を見極める目も大切です。今回は、縫製・金具・持ち手など、プロがチェックするポイントをご紹介します。 【1】縫い目:まっすぐ?間隔は均一? まず注目してほしいのが縫い目の丁寧さ。縫い目...

特集

国産ハンドメイドレザーバッグ |大関鞄工房 レザーバッグブランド大関鞄工房では「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。

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