パールピンクが持つ“やさしさ”と“希望”

「パールピンク」と聞くと、かわいらしく甘い色を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、私たちが選んだのは、大人が手に取ってもしっくりくる、控えめで奥行きのあるピンクです。

わずかに光を含んだパール仕上げのピンクは、柔らかく、やさしく、そして少し前向きな気持ちにさせてくれます。
まるで春の朝の光のように、ふんわりと心に届いてくるような色です。

この色を財布に使いたいと思ったきっかけは、お客さまの何気ない一言でした。
「バッグや財布って、毎日見るものだから、少しでも明るい気持ちになれる色がいいのよね」

その言葉がずっと心に残っていて、「元気をくれる色ってなんだろう」と考え続けた結果、この色にたどり着きました。

ただ甘いだけではない。
やさしさの中に、少し凛とした強さがある——そんな**“希望の色”**として、パールピンクを加えました。

次回は、この2色をどう組み合わせたか。
そのバランスが持つ意味をお話ししたいと思います。