革と語る——素材と向き合うということ
一日の始まり。
まず私たちが向き合うのは、今日使う一枚の革です。
広げた瞬間に伝わってくる、温度、質感、色合い、そして“表情”。
革は天然素材です。
同じものは一つとしてなく、季節や育った環境によって個性があります。
シワの入り方、毛穴の開き具合、小さな傷——それぞれがその革の「履歴書」のようなもの。
だから、私たちはただ裁断するのではなく、「読む」のです。
革がどう生きてきたかを見て、どの部分をどう使えば美しく、強く仕立てられるかを考える。
それはまるで、相手の話に耳を傾けるような時間です。
ときには「この部分は避けようか」と思うこともある。
けれど、そこにしかない“味”が、使い手の手に渡ったときに魅力になることもあります。
職人の技術とは、見分ける力であり、素材の声を聞く耳でもあります。
使いやすさ、美しさ、そして経年変化の楽しさ。
それらはすべて、革という素材と誠実に向き合うことから始まります。
革と語ること。
それは、私たちにとって“技術”であると同時に、“礼儀”でもあるのです。
国産ハンドメイドレザーバッグ | Squeeze - スクィーズ
レザーバッグブランドSqueezeでは「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、
メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。
オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。
屋号 | 株式会社大関鞄工房 |
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