国産ハンドメイドレザーバッグ |大関鞄工房 レザーバッグブランド大関鞄工房では「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。

始まりの道具箱——受け継がれた技術の原点

工房の片隅に、ひとつの古い木箱があります。
針、革包丁、金尺、目打ち、糸切り鋏…。
どれも使い込まれ、道具というより、まるで職人の手の記憶を宿しているようです。

この道具箱は、初代が工房を立ち上げたときから使っていたもの。
今から60年以上前、ものづくりの現場が効率重視へと向かっていた時代に、私たちの工房はあえて「手作り」にこだわることを選びました。

父がよく言っていた言葉があります。
「道具は、手の延長じゃない。魂の延長なんだよ」

最初はその意味が分かりませんでした。
でも、何万回も革に触れ、何千という鞄を仕立てた今、少しずつその言葉が心に沁みてきます。

職人の技術は、道具に宿ります。
そして道具をおろそかにする人に、本当の手仕事はできません。
だから私たちは、毎朝まず道具を整えるところから一日を始めます。
包丁を研ぎ、針先を見つめ、金尺の狂いがないかを確かめる。
その時間は、心を整える儀式のようでもあります。

私たちが鞄をつくる理由は、「売るため」ではありません。
使う人の暮らしに寄り添い、「この鞄でよかった」と思っていただけること。
その気持ちがあるからこそ、技術も、道具も、手間も惜しみません。

この道具箱は、私たちの原点です。
そして今日もまた、箱を開けながら思うのです。
「まだまだ、探究の旅は続く」と。

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国産ハンドメイドレザーバッグ |大関鞄工房 レザーバッグブランド大関鞄工房では「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。

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