「作る」と「創る」──手の中で生まれるものたち①
作る──職人のはじまり
最初に教わったのは、「手を動かせば、覚える」ということ。
先輩に言われるまま、糸を通し、革を裁ち、針を進める。
最初は何も考えずに「ただ作る」ことだけを繰り返していました。
でも、同じ工程を何十回、何百回と積み重ねていくうちに、
手の感覚が微細な違いを覚え、革のクセを読むようになっていく。
「作る」というのは、決められた設計図通りにものを完成させる作業。
だけど、そのなかに宿る“差”は、確かに作る人の個性でもあります。
道具の癖、手の力の入れ方、ほんのわずかな気温や湿度の変化さえ、仕上がりに影響を与える。
つまり、「作る」という行為は、ただの反復ではなく、日々の感覚と対話しながら深まっていくもの。
私は、作業台に向かって「作る」ことの尊さを、ようやく実感できるようになりました。
職人の世界では、“再現性”が信頼につながります。
一度気に入ってもらった鞄を、同じようにまた届けられること。
それが、長く続けられる職人になるための第一歩だったのです。
国産ハンドメイドレザーバッグ | Squeeze - スクィーズ
レザーバッグブランドSqueezeでは「物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたい」という考えに基づき、
メイドインジャパンにこだわり「バッグを持つ人に信頼と感動を与えたい、そんな商品を世の中に出せたら」という想いで日々勉強中です。
オーダーメイドや革製品の修理もぜひお気軽にご相談ください。
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